ふぁんしー

ふぁんしー
朝、まだ寝ておりました時のことです。
妹が「紅茶作ってるから置いとくね」と部屋にやってきました。聞くと、どうやらミルクティーのようです。なんてファンシーなんでしょう、と思ったのはう言うまでもありません。
が!一階に降りていったら、カップのふちまでなみなみ注がれたミルクティーが。なんかもう早く飲まねばやばくね?風が吹いたらあうとじゃね?並みのぎりぎり加減。
……う、うん!甘くておいしかったからよーし。


***


「それは暗に俺に自分を呼び出させろってことか…?」

 彼の脳裏には、にけたけたと嗤っている西の魔女の姿が浮かんだ。

「必要なら、仕方ないでしょう。呼んだ方が早く解決するなら、この子たちの為にも急いで招いて」

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